動物別症例集

フクロモモンガの陰茎切除

After

集団行動する動物であるフクロモモンガは、飼育下では単独飼育が多く、ストレスが原因で自分の体を自分で傷つけてしまいます。これを自咬症と言います。特に性成熟を迎えたオスは自分のペニスを咬んでしまうことがよくあり、多くは陰茎が完全に中に戻らなくなってしまいます。そうした場合麻酔下での陰茎切除が必要になります。フクロモモンガの陰茎は2本に分かれているため、分かれる根元を残すかたちで切除します。切除した部分をまた自咬しないために、カラーを装着します。

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