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動物別症例集
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フェレットの耳血腫
フェレットの耳血腫になった左耳の写真です。2枚目の右耳の画像と比べると青く腫れあがっていることがわかります。
概要
耳介を擦過や振動のような傷害により、軟骨が骨折して出血がおこり血液が軟骨板内に貯留し血腫が形成される病気です。
原因
フェレットの場合はミミダニが寄生している場合が多く、基礎疾患として外耳炎があることが多いとされています。
それらが発端となり、かゆみが発生し、耳を掻いたり振ることで軟骨を損傷し耳血腫となります。
症状
頻繁に頭を振ったり、掻いたり、こすりつけたりなど耳を気にする仕草をしたり、耳が垂れていたり、腫れていたりしていることに飼い主さんが気づき来院される場合が多いです。
治療
基礎疾患の治療とともに耳のかゆみや不快感を取り除くためステロイド剤を短期間投与したり、その他の消炎剤も使用するケースもあります。
細菌感染のリスクがある場合は抗生物質の使用や、貯留液を減少・消失させるインターフェロンの注入療法なども内科治療として知られています。
外科的には切開して内容液を除去し、ドレーンなどを設置し、圧迫包帯を行ないますが、当院では傷痕が残りにくい内科療法を積極的に行っています。
概要
耳介を擦過や振動のような傷害により、軟骨が骨折して出血がおこり血液が軟骨板内に貯留し血腫が形成される病気です。
原因
フェレットの場合はミミダニが寄生している場合が多く、基礎疾患として外耳炎があることが多いとされています。
それらが発端となり、かゆみが発生し、耳を掻いたり振ることで軟骨を損傷し耳血腫となります。
症状
頻繁に頭を振ったり、掻いたり、こすりつけたりなど耳を気にする仕草をしたり、耳が垂れていたり、腫れていたりしていることに飼い主さんが気づき来院される場合が多いです。
治療
基礎疾患の治療とともに耳のかゆみや不快感を取り除くためステロイド剤を短期間投与したり、その他の消炎剤も使用するケースもあります。
細菌感染のリスクがある場合は抗生物質の使用や、貯留液を減少・消失させるインターフェロンの注入療法なども内科治療として知られています。
外科的には切開して内容液を除去し、ドレーンなどを設置し、圧迫包帯を行ないますが、当院では傷痕が残りにくい内科療法を積極的に行っています。