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動物別症例集

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ウサギの歯根膿瘍

ウサギの歯根膿瘍は、歯根部に細菌が感染し膿が溜まる病気で、主な原因として不正咬合があります。不正咬合になると削れずに伸びすぎた歯が棘(とげ)となって口内に刺さって膿んだり、硬い飼料(ペレット)の食べ過ぎで歯根に過度の負荷がかかりできた隙間から細菌感染を起こします。治療は抗生物質などの内科的な治療ではあまり効果がみられないことが多く、全身麻酔下での抜歯、排膿による消毒と開放創を作ることで中に膿を溜めないようにする外科的治療が一般的です。しかし完治が難しく、長期間治療が必要となります。

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