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犬の食物アレルギーについて

犬の食物アレルギーについて

 

食物アレルギーは、食物に含まれるタンパク質に対し様々な免疫反応を引き起こし、かゆみなどの皮膚症状、嘔吐や下痢などの消化器症状を引き起こす病気です。

今回は、そんな食物アレルギーについてご紹介していきます。

 

 

原因

 

食物アレルギーの主な原因は、食物に含まれるタンパク質です。一般的に原因となりやすいタンパク質としては、牛肉、乳製品、鶏肉、小麦と言われています。しかし、その他のタンパク質が原因となる場合もあり、複数のタンパク質が原因となることもあります。

 

 

症状

 

食物アレルギーの症状としては、主に皮膚症状、消化器症状が認められます。

皮膚症状としてはかゆみ、脱毛、紅斑、二次的な細菌感染などを認めることが多いです。主に目周り、口周り、耳、腋窩、鼠径、会陰部、指の間に症状が出やすいと言われています。

消化器症状としては、軟便、下痢、嘔吐、排便回数の増加などを認めます

似たような皮膚症状を認める病気で犬アトピー性皮膚炎というものがありますが、犬アトピー性皮膚炎と異なり季節性がなく、かゆみ止めの治療薬に反応しづらいという特徴があります。

 

 

診断

 

かゆみを伴う皮膚疾患のうち、まずは細菌感染、真菌感染、ノミアレルギー、寄生虫などの感染性疾患がないか、皮膚検査を行い除外します。食物アレルギーでは二次的な細菌感染による膿皮症を引き起こしやすいので、感染が疑われる場合はそちらの治療が優先されます。感染を除去、治療してもかゆみなどの症状が残ってしまう場合、食物アレルギーに対する検査が行われます。

食物アレルギーの診断としてゴールドスタンダードな検査には、除去食試験と食物負荷試験というものがあります。また、診断の補助として血液によるアレルギー検査を行う場合もあります。

 

除去食試験

食物アレルゲンを含まない、食物アレルギー専用のご飯に変更することにより、かゆみなどの症状が改善するかを確認する試験です。食物アレルギーの場合、一般的には4~8週間ほどで症状が改善されます。注意点として、除去食試験中はおやつやハミガキガムなど、除去食試験として食べさせているもの以外の食べ物は、一切口にしてはいけません。食物アレルギー専用のご飯を食べてくれない場合、今まで食べたことのないタンパク質(ラム肉、鹿肉、ジャガイモ、魚など)や、後述するアレルギー検査で陰性であるタンパク質を利用したホームメイド食を使用する場合もあります。

 

食物負荷試験

除去食試験により症状が改善した場合、今まで食べていたフードに戻して症状が再燃するか確認するのが食物負荷試験です。これにより症状が再燃した場合、食物アレルギーと確定診断することができます。また、食物アレルギーの原因として疑わしいタンパク質を1種類ずつ添加していくことにより、食物アレルギーの原因タンパク質を特定することも可能です。

 

アレルギー検査

食物アレルギーの診断、治療の補助として、血液によるアレルギー検査を実施する場合があります。注意しなければいけないのが、アレルギー検査では食物アレルギーを確定診断出来ないということです。あくまでも、食物アレルギーの確定診断には除去食試験と食物負荷試験が必須になります。

 

 

治療

 

除去食試験、食物負荷試験、場合によってはアレルギー検査の結果を用いて、ご飯を選んでいきます。食物アレルギー専用の加水分解食や低たんぱく食、今まで食べたことのない新奇たんぱく食、ホームメイド食などを利用していきます。その子によって合うご飯は異なってきますので、どのご飯を選ぶべきか獣医師と相談した上で決定していきます。

なかには、アトピー性皮膚炎や細菌感染などの皮膚病を併発していることもあります。その場合はかゆみ止めや抗生剤などの飲み薬、消毒薬、シャンプーなどによる治療が必要になります。

 

 

まとめ

 

食物アレルギーは、犬の皮膚病のなかではとても多い病気です。しかし、原因を突き止めることが難しい病気でもあるため、慎重な検査、経過観察、治療が必要になってきます。皮膚に関することでお悩みの際は、是非一度当院へご相談ください。

杉並区、中野区、南台、和泉、和田、堀ノ内、永福、浜田山、高円寺、下高井戸、桜上水の方は往診もいたします。


勉強会「救急セミナー」

アリーズ動物病院グループでは外部の先生をお呼びして、月1回勉強会を開催しております。

今月は日本小動物医療センター夜間救急診療科課長の森田肇先生による心肺蘇生実習を行いました。

実践形式で行ったので、チーム医療の大切さも学ぶことができました。
多くの動物の命が救えるように日々精進します。




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犬のアトピー性皮膚炎について

犬アトピー性皮膚炎について

 

犬アトピー性皮膚炎は、遺伝的素因を背景としたアレルギー性疾患です。花粉、ダニ、カビといった様々な抗原(アレルゲン)が皮膚から体内へ侵入し、免疫が過剰に機能することによって皮膚に炎症、痒みを引き起こします。

このように、複雑で多様な因子が絡んでいる犬アトピー性皮膚炎について紹介していきます。

 

原因

 

犬アトピー性皮膚炎には様々な原因がありますが、今回は主要な三つの原因について紹介していきます。

 

遺伝

遺伝的に犬アトピー性皮膚炎になりやすい犬種として

 

シーズー

ボストンテリア

ミニチュアシュナウザー

ヨークシャーテリア

パグ

ブルドッグ

ラブラードルレトリーバー

などが挙げられます。

 

皮膚バリア機能の低下

もともと皮膚は、外部の抗原(アレルゲン)から体を守るという働きを持っています。しかし、犬アトピー性皮膚炎の場合、表皮細胞間脂質の低下やフィラグリンの低下などにより、皮膚のバリア機能が低下していることが報告されています。その結果、外部の抗原(アレルゲン)が表皮内に侵入しやすくなり、皮膚の炎症を引き起こしやすくなります。

 

免疫学的異常

健康な犬では問題のないような抗原(アレルゲン)の刺激でも、犬アトピー性皮膚炎の場合、免疫が過剰に働くことにより痒みを引き起こしてしまいます。

 

 

症状

 

痒み、脱毛、紅斑、二次的な細菌感染などの皮膚症状を認めます。痒みの行動としては、引っ掻く、舐める、擦る、噛む,頭を振るなどが認められます。主に口周り、目周り、耳介、腋、鼠径、指間に症状を認めることが多いです。犬種によっては背中など、典型的ではない部位に症状を認める場合もあります。また、春から夏にかけて気温や湿度の上昇とともに痒みが悪化する場合もあります。これを「季節性」と言い、犬アトピー性皮膚炎の場合は季節性の痒みを認める場合もあります。

 

診断

 

痒みを伴う皮膚疾患のうち、まずは細菌感染、真菌感染、ノミアレルギー、寄生虫などの感染性疾患がないか、皮膚検査を行い除外します。また、食物アレルギーの除外を行うために除去食試験、食物負荷試験を行います。中には、食物アレルギーと犬アトピー性皮膚炎を併発している場合もあります。このように感染性の疾患、食物アレルギーの除外を行った上で痒みが認められる場合に、犬アトピー性皮膚炎だと診断することができます。

ある程度犬アトピー性皮膚炎っぽいかどうかを診断するための「Favrotの診断基準」というのも存在します。

また、以上の検査や診断基準をもとに犬アトピー性皮膚炎と診断をつけた後、どの抗原(アレルゲン)が原因となっているのかなどを調べるために、血液検査によるアレルギー検査を行う場合もあります。

 

治療

 

飲み薬

注射薬

塗り薬(外用薬)

シャンプー

食事の切り替え

抗原(アレルゲン)の回避

アレルゲン特異的免疫療法(減感作療法)

等、様々な治療法があります。その子に合わせた治療法を選択していきます。なかには、これらの治療法を組み合わせて行う場合もあります。

 

 

まとめ

 

犬のアトピー性皮膚炎は根治させることは難しく、長い付き合いが必要となる皮膚疾患です。

 

しかし、それぞれの症例に合う治療方法を選択できれば、良好にコントロールすることも可能です。

 

もし愛犬の皮膚について異常を感じましたら、ぜひ一度当院へご相談ください。


犬の外耳炎とは?

犬の外耳炎とは??
外耳炎とは、外耳(耳介~鼓膜まで)に炎症が起こってしまう病気です。犬でよくある病気の一つであり、日々の診療の中で「耳を痒そうにしている」「耳垢が溜まっており、悪臭がする」といった主訴で来院されるケースは、とても多く感じます。

今回は、そんな犬の外耳炎について、原因や症状、治療方法等についてご紹介していきます。

 

 

原因

犬の外耳炎の原因は様々です。耳だけの問題ではなく、皮膚疾患や内分泌疾患などの全身性疾患が原因となることもあります。

耳自体の原因としては、以下のようなものがあります。

 

・寄生虫:耳ダニ、ニキビダニ

・異物:植物、被毛、ゴミ

・腫瘍:耳垢腺腫瘍、皮脂腺腫など

・垂れ耳で蒸れやすい環境

 

耳以外の原因としては以下のようなものがあります。

 

・皮膚疾患:食物アレルギー、アトピー性皮膚炎

・内分泌疾患:甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症

・自己免疫性疾患:落葉状天疱瘡、皮膚エリテマトーデス

 

また、以上に挙げたようなものが原因となり、外耳で細菌感染(ブドウ球菌、緑膿菌など)や真菌感染(マラセチアなど)がおこり外耳炎を発症、悪化させる場合もあります。

 

 

症状

外耳炎になると、耳が痒くなる、痛くなるために以下のような行動が目立つようになります。

 

・耳を足でひっかく

・頭をふる

・耳を壁や地面にこすりつける

・耳を触ると嫌がる

・頭が傾く

 

また、その他にも以下のような症状が現れることもあります。

 

・耳から悪臭がする

・耳垢が異常に溜まっている

・耳が赤い、腫れている

・耳周囲の脱毛

・耳からの出血、排膿

 

 

診断方法

問診や身体検査、耳鏡検査、耳垢検査などを行い診断していきます。また、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、内分泌疾患などの基礎疾患が疑わしい場合には、それぞれの疾患に応じた皮膚検査、血液検査、画像検査を行うこともあります。

 

問診・身体検査

まずはいつ頃から、どのような症状が現れているのか、今まで同じような症状が現れたことはあるか、耳以外の異常はないかどうかなど、詳細な問診を行います。

その次に耳の外観、臭い、触り心地などを詳細に身体検査でチェックし、外耳炎が疑わしいかどうかや、重症度の判断を行います。また、耳以外の異常がないか、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、内分泌疾患などの兆候はないかどうかも診ていきます。

 

耳鏡検査

手持ち耳鏡にて、以下のような耳の穴の中(耳道)の状態を診ていきます。

 

・寄生虫の有無

・明らかな異物の有無

・耳道内の汚れ具合

・耳道内の皮膚が赤く腫れていないか

・鼓膜の状態

 

このように、外耳炎が疑わしいかどうか、原因追求、重症度の評価などを行います。

 

耳垢検査

耳垢を綿棒などで拭い取り、顕微鏡にて観察していきます。

 

・肉眼で見えにくいような寄生虫の有無

・細菌感染(ブドウ球菌、緑膿菌)、真菌感染(マラセチア)の有無

・異常な細胞(腫瘍細胞)の有無

 

これらの結果から、治療に使う薬剤の決定、治療の効果判定などを行います。

また、細菌感染を伴う外耳炎において治療の反応が乏しい場合には、耳垢から細菌の培養検査、薬剤感受性試験を行い、治療薬の決定をする場合もあります。

 

 

治療方法

治療には、外耳炎の基となる基礎疾患に対する原因療法、外耳炎に対する対症療法の2つに分けられます。

 

原因療法

〈寄生虫感染〉

耳ダニやニキビダニが感染している場合には、寄生虫を倒す駆虫薬の投与を行います。

 

〈異物〉

異物の除去、場合によっては鎮静や全身麻酔下で行う場合があります。

 

〈食物アレルギー、アトピー性皮膚炎〉

アレルギー用、アトピー用のご飯に切り替えたり、ステロイドやオクラシチニブなどのかゆみ止めを使用する場合もあります。

 

〈内分泌疾患〉

それぞれの疾患に応じて薬の投与や、場合によっては外科手術を行うこともあります。

 

対症療法

〈耳道内の洗浄〉

耳道内の耳垢を洗い流し耳道内の観察を行いやすくする、細菌や真菌などを物理的に洗い流す、後述する点耳薬の浸透を良くするためなど、様々な目的で耳道内の洗浄を行います。洗浄には耳垢溶解剤や界面活性剤、生理食塩水などを用います。ただし、耳の状態や洗浄方法によっては外耳炎が悪化してしまう場合があるため、必ず獣医師の指導を受けた上で洗浄を行いましょう。

 

〈点耳薬〉

外耳におきた炎症、痒みや痛みを抑えるためにステロイド含有の点耳薬の投与を行います。また、細菌感染や真菌感染を伴っている場合には、抗生剤や抗真菌薬含有の点耳薬の投与を行います。毎日投与が必要なものから、一度投与すると一ヶ月効果が持続するものなど、点耳薬にも様々な種類があり、症例に応じた点耳薬を選択していきます。

 

上記の治療方法以外にも、慢性化してしまった外耳炎や耳道内に腫瘍がある場合には、耳道切除などの外科手術が適応になることもあります。

これらの原因療法、対症療法をうまく組み合わせることで外耳炎をコントロールしていきます。

 

 

まとめ

犬の外耳炎は、適切な診断、基礎疾患の追求、治療が重要になってきます。

外耳炎自体が命を脅かすことは少ないですが、外耳炎による痒みや痛みは、生活の質を落とす原因となります。また、外耳炎を放置してしまうと、手術をしなければ治らないような状態になってしまったり、中耳炎や内耳炎を合併してしまうこともあります。もし愛犬の耳について異変を感じたら、ぜひ一度当院へご相談ください。




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犬の挨拶

tulip犬同士の挨拶って?
犬同士の挨拶は、お互いにお尻を嗅いだり、鼻と鼻をつけるようにして嗅ぎあい、
お互いの性別や年齢、性質などを読み取り情報交換をすることでコミュニケーションをとる大切な行動です。

tulip挨拶をさせる前に
 犬同士で挨拶をさせる場合、
 相手の飼い主さんに「近寄っても大丈夫ですか?」「挨拶させてもいいですか?」
 など必ず一声かけてOKが出てから挨拶をさせるようにしましょう。

tulip挨拶時のポイント
お互いに落ち着いた状態で挨拶させる
 過剰に警戒していたり、嬉しくて急に興奮が高まったりするとケンカなどのトラブルになってしまうこともあります。
リードは緩めて近付けさせる
 リードが常にピンと張っている状態で挨拶させるのは何かあった時に止めやすい利点がありますが、
 犬の緊張感や興奮度を高めてしまうこともあります。

tulip挨拶が苦手な子も
犬同士の挨拶が上手な子もいれば、元々の性格や子犬期の社会化の質、
過去の経験などの事情で犬が怖くて挨拶が苦手な子もいます。
無理に挨拶をさせようとすると怯えて怖がったり、攻撃的になったりしてしまう場合もあるため、
愛犬のペースで無理せず慣らしてあげましょう。
過去の経験から犬が苦手になってしまった場合は、無理に仲良くさせようとしないことも大切です。

tulipまとめ
犬同士の挨拶は大切なコミュニケーションの時間ですが、犬同士にも相性があります。
飼い主さんが愛犬の得意不得意をしっかり把握して、挨拶しているときの愛犬の様子を見守ってあげることが大切です。
ribbonリードや首輪に黄色いリボンをつけることで「そっとしておいてください」
と意思表示をするイエロードッグプロジェクトという活動もあります。



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マイクロチップ

ribbonマイクロチップは外れることのない「小さな名札」です。
皮下に装着するため首輪や名札のように外れ落ちる心配はなく、耐久年数は約30年といわれていて、
一度装着したら生涯にわたって半永久的に使用することができます。
令和4年6月より販売店での譲渡前にマイクロチップの装着が義務になり、
ブリーダーやペットショップで販売されている犬猫にはマイクロチップが装着されています。

マイクロチップの15桁の識別番号をもとに指定機関に登録申請する事でデータベースに
飼い主の情報と犬や猫の情報を登録することができます。
番号の読み取りには動物病院や保健所などで取り扱っている専用の読み取り機を使用します。
また、体の中を移動しにくいように表面に特殊な加工がされており安全性も様々な臨床試験により証明されています。
有名なのは犬猫への装着ですが小動物にも装着することができます。

ribbon登録内容
☆動物の特徴
☆飼い主さんの氏名
☆住所
☆電話番号     など
マイクロチップを装着したら装着から30日以内にこれらの情報を登録する義務があります。
dangerマイクロチップが装着されている動物を譲り受けた(購入した)場合は、
前の飼い主で情報が登録されているため、登録の手続きではなく変更の手続きが必要です。

ribbonどんな時に役立つ?
迷子や事故、災害時、盗難された動物が見つかった際など『もしも』の時にデータベースから飼い主の情報がわかり、
飼い主の元へ戻れる確率が高まります。
※犬の飼育放棄や遺棄を防ぐこと、保護された飼い主不明の犬の身元がわかることで殺処分を減らす目的もあります。
いなくなった際には念の為管察に届け出もしておきましょう!

ribbonお家に帰れるまでの例
保護
➡動物病院や保健所などにある専用の読み取り機で識別番号を読み取る
➡来院患者情報との照会や指定登録機関へ連絡
➡飼い主の連絡先がわかり次第連絡
➡お迎えに!

ribbon最後に
マイクロチップを装着・登録することは、大切な動物たちを守ることにつながります。
引越しや電話番号が変わった際には忘れずに登録機関に変更届を出し、
装着や登録した際に渡される証明書は大事に保管しておきましょう。
捨てられたり、保護されても飼い主がわからない不幸な動物たちを減らし、
人と動物が共に暮らしやすい社会を目指していきたいですね。

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ねこちゃんが食べてはいけないもの Part.1

catねこちゃんの食事のイメージってなんですか?
ねこちゃんのご飯はカツオ味やマグロ味など魚介類の味が多いと思います。
それもあってか、ねこちゃんのご飯=魚というのが一般的なイメージかと思います。
そこで今回は魚介類の中でも食べてはいけないものや、あげる時に注意が必要なものをご紹介いたします

cat青魚(イワシ・サバ・アジ等)
青魚に寄生しやすい「アニサキス」という寄生虫がいます。
アニサキスは人のみならず、ねこちゃんにも書がある恐れが・・・cryingsweat01
あげるなら、60°C以上のお湯等で1分以上加熱してからあげてください。
但し、あげすぎにも注意が必要ですdanger
青魚に多く含まれる「不飽和脂肪酸」を摂りすぎると皮下脂肪や内臓脂肪に炎症が起きて発熱が現れる「黄色脂肪症」の原因になりますのであげる量・頻度は控えめにして下さい。

catイカやタコの軟体類、エビやカニの甲殻類
生のエビやイカ等には「チアミナーゼ」というビタミンB1分解酵素が含まれておりビタミンB1欠乏症になる恐れがあります。
けいれん等の神経症状を起こし、死に至る危険もあるので絶対に与えないようにして下さい。
完全に加熱処理すればチアミナーゼは失活しますが元々、消化しにくい食材ですので加熱処理をしても嘔吐や下痢を起こすことも・・・。

cat市販の缶詰類など魚そのまま使ってるのもあるけどどうなの?マグロ味とかあげて大丈夫?
☆魚そのまま使ってる缶詰類等はしっかりと加熱処理を施しています。ただ、あげすぎには注意しましょうsign03
☆〇〇味に関しては魚そのままではなく、エキス(有効成分を抽出したもの)を使用しています。
 こちらも安心してあげて大丈夫ですsign03




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日本獣医エキゾチック動物学会の症例検討会

先日、当グループの芝崎分院長が日本獣医エキゾチック動物学会の症例検討会で口頭発表を行ってきました。
「爬虫類の雌性生殖器疾患における酢酸リュープロレリンの投与量の検討について」です。

同じエキゾチックアニマルを扱う獣医さんが一同に会する年に1度の学会です。
とても熱量が高く、日々アップデートされていくエキゾチックアニマルの診察を肌で感じました。

全ての動物たちに寄り添った医療を提供できるように日々邁進していきますので、
何卒よろしくお願いします。







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犬が猫が「吐いた」

dog「吐く」は2種類ある
「吐く」とは2種類あります。
・胃や腸の中にあるものを口から出すことを『嘔吐』と言います。
・食べたものや飲み込んだものが胃に入る前に口から出ることを『吐出』と言います。

cat吐出
正常でも食事を一気に食べた際など、何かのきっかけで吐出することもあります。
一方で食道などに病気がある場合でも生じることがあります。
頻度が多かったり、飲み込みがうまくできない、体重が増えないなどの他の症状を伴う場合は異常です。

dog嘔吐
嘔吐とは胃の内容物を逆流させて吐き出すことをいい、えずきを伴います。
頻度が多かったり、繰り返し生じたりする場合は異常です。
内臓疾患や誤食による中毒などでも生じます。

catまとめ 
毎日吐いてしまう、吐こうとするのに吐き出せない、何度も繰り返し吐く場合などは動物病院に来院しましょう! 
動物病院には吐いたものを持っていくか、難しい場合は写真や動画に残しておくと診察の際役に立ちます。



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ブラッシングについて

shineなんで必要なの?
☆抜け毛、毛玉予防
ブラッシングをすることで毛並みをきれいに整えることができます。
また、ブラッシングをしないことで毛玉ができると汚れや、
皮膚が引っ張られることで、わんちゃんが痛い思いをしてしまいます。

☆皮膚病、ノミダニ予防
ブラッシングの際に毛や地肌を見ることができるのでノミダニを見つけることができたり、
皮膚の状態に気付くことができたりします。

☆愛犬とのコミュニケーション
日頃からお手入れをすることで人に触れられることに慣れていきます。
ブラッシングのマッサージ効果でリラックスするわんちゃんもいます。


shineブラッシングの方法は?
・まずブラシを使い、毛先から全身の毛をとかし被毛についた汚れや抜け毛をとります。
・次にコームを使用し被毛を綺麗に整えていきます。
・ブラッシングをする際は無理にブラッシングをしようとしたり、力を強くかけ過ぎたりしてしまわないように気をつけましょう。

danger毛玉や毛の絡まりが酷い場合は無理にブラシやコームはかけず動物病院やサロンでブラッシングをしてもらいましょう。



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